『性的少数者(LGBT)の子どもたちに寄り添うためには』の研修へ

 

先日『性的少数者(LGBT)の子どもたちに寄り添うためには』という研修に参加しました。

先にお伝えします!我が子も他人事ではないと思って一度は目を通して頂けたらと思いますm(__)m

※ブログへの画像のアップの許可を頂いています。

広島修道大学の河口先生の講座でした!

 

今でこそ テレビやメディアで

バイやゲイ 自身のジェンダーを堂々と公表しているタレントの方が活躍されて

認知度や周りの理解が増えてきているけれども

実際に身近な所では、理解がなく 困っている 悩んでいる 孤独を感じている

性的少数派の子ども達はいるそうです。

言えていないだけで、もしかしたら我が子もそうかもしれないと考えると

きっと 知り合いだったら理解ある人も 我が子だったら考えを立ち止まってしまう方もいるかもしれません。

 

調査によると13人に1人はLGBTということが分かっているそうです。

つまりクラスに2~3人はいる。ということだそうです!

ただそれを伝えると「当事者探し」が起こってしまう恐れがあるので大人の心の中に知識として知っていて欲しい事だそうです。

 

そもそもLGBTとは

L レズビアン(女性同性愛)

G ゲイ(男性同性愛)

B バイセクシュアル(両性同性愛)

T トランスジェンダー(生まれた時とは違う性別)

さらに

A アセクシュアル(恋愛感情に希薄)

な方のことです。

 

性に関わる セクシャルも色々あります。

生まれた時の性別が 男か女か

今の自分の認識は 男か女か

性表現(身振り・言葉使い・服装)が男か女か

どの性別を好きになるか

いろんな要素が組み合わさって1人の人間の性のあり方ができて

完全に分ける事はできないのだそうです。

中にはXジェンダーと言って 女性・男性どちらでもないという性別の人もいるそうです。

 

なので 男か女かの2択が当たり前ではなく

性は多様性がある という事が正しいのだそうです!

 

私は 男か女かの2択 があまりにも常識的立ち位置にいる気がします…。

そして そうした少数派の子ども達は

自分はおかしい。自分の中では受け入れれても 人には言ってはいけない

と多くの人が思うそうで 不安の中で育ち 家族や友人、社会的関係から切り離さているという感覚から孤立してしまう事が多いそうです。

 

初めての育児の方もきっと 今まで社会の中で働いていたのに、産後急に家庭内という狭い空間で意思疎通が出来ない赤ちゃんとの密室育児に 多かれ少なかれ社会から切り離された感覚から不安になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

それが ずーっと続く感じですよね…。

 

LGBTにおけるいじめの被害もあり

男という性別に違和感を持っている男子の方がいじめの件数が多く

どうやら日本では 男が男らしくないと制裁が強い傾向があるみたいです。

 

中にはカミングアウトをしたことで そこから周りに暴露され 生きる事を諦めた男子学生もいらしたそうです…。

 

また、性別に違和感を感じ始めたのは半数以上が小学校入学前だそうです!

 

年少ぐらいになると女の子の色!とか、男の子なのに、という表現が子ども達からも出てきます。

多くの子が身体と自分の認識している性が合っているので、それが当たり前だと思っています。

やはり そこは幼少期の絶対的存在『担任の先生』が正しい知識を知って 子ども達に伝えれたり、みんなで考える時間があれば良いなと思いました。

 

学校生活は 性的少数派の子ども達は トイレや着替えプールなど思っている以上に苦痛を我慢しているそうです…。

他にも子ども達が困っている事、直面している問題などいろいろなお話を伺いました。

就学前検診で校医が気付き学校との連携を図ることも大切だそうです。

 

加計高校 や 白島小学校は 女子制服にズボンを加えるなどスピーディーな対応をとっているそうです!

子どもの気持ちに寄り添っていけれる学校 管理職の方が柔軟で熱心なのでしょうね!素敵ですね!

きっと性的少数派だけでなく、子ども個人の人権を大切にされているのだと思います。

 

※追記※ こちらの学区の地御前小学校でも来年度から

キュロットや男女分かれている帽子もどちらでも被って良くなりました!

野坂中学校も女子がズボンを履いても良いそうです!

子どもへの心の配慮 素晴らしいと思います!

 

昔私が働いていた園の園長先生が『子どもを大切に育てる』とよく言っていました。

新米の私は、一生懸命育てていたつもりでしたが、きっと『大切に育てる』という点では曖昧にしか分かっていなかったと思います。

今なら はっきりと分かります!

出来ているかどうかは別としてね(笑)

 

誰にでも人権はあって 平等に生きていく権利がある 

なんて言われているけど

周りとの協調性を求められ 乱すことなく集団行動が出来る

まだまだ 右ならえが正しい 日本では 生きづらいですよね…。

先進国の中でも 自己肯定感が低い日本の子ども達…

性的少数だけでなく 発達障がいや グレーと言われている子 敏感すぎる子

いろんな少数派がいます。

ただでさえ生きづらい世の中なのに 少数派なんてやってられないですよね(>_<)

 

だからこそ 周りが正しい知識 理解をもって接してあげるべきで

本人のサポートも少数派だと難しい事もたくさんありますが

周りが柔軟な考えを当たり前にもてれたら良いなと思います。

 

昔はランドセルと言えば男の子は黒!女の子は赤!が当たり前でしたが

今はカラフルになってきましたよね?

発達障がいにも少しずつ理解が増えてきましたよね?

秋の運動会が 春の運動会に変わっていっていますよね?

昔ながらの固定概念が無くなって

いろんな事に柔軟性を持てれるように

性格がひとりひとり違う様に

自分と違うことでも 人と違うことでも受け入れられる

そんな考えがすごく大切なんじゃないかなと思います(*^^*)

 

キレイ事だと思うかもしれませんが子ども達はみんなきれいな世界で生きています♡

周りの考え方や 接し方で その世界を守ってあげれたり 壊したりもできます。

 

子育てもママの当たり前を押しつけちゃうとお子さんが息苦しくなってしまうと思います。

頑張り過ぎているママは気を抜くぐらいが調度良いかもしれませんね♪

もしかしたら お子さんも少数派かもしれません…。

だけど 家族の皆さんは お子さんの安全基地であって 味方であって欲しいなと思います♡

『どんなあなたでも大好き♡』

という思いさえ伝われば 幼少期やもっと大きくなったお子さんだって頑張れますよ!

 

ちなみに我が家のお兄ちゃんは性の方ではないですが、若干少数派のタイプです。

だけど家族みんなの理解や周りのお友達、担任にずっと恵まれていて 兄ちゃんのペースで成長してくれています♡

 

性の悩みはデリケートだと思いますが

たまたま この講座の後 同級生と会ってこの講座行った話をすると

「うち男3人じゃけ 誰か女の子になりたいって言っても全然いいよ~!」

と母おおらかです(笑)

 

ちなみに私は、ゲイのお友達がいます(*^^*)

最初はビックリしたけど

なんで私が男性が好きなのかという話になって

え?当たり前 なんじゃない?

と思ったけど

彼の当たり前も同性が好きなことでした!

 

私の 『異性が好き』の当たり前 に 理由がないように

彼の 『同性が好き』の当たり前 にも 理由がないことを知り

すごく腑に落ちました(*^^*)

 

なんて狭い固定概念だったんだろう 私!?

たとえ彼が同性を好きであろうと異性を好きであろうと

私には居心地よい友達には変わりありませんしね♪

恋愛感情がないから同性の友達みたいに気楽に付き合えました。

 

結果 同性も異性も気の合う人はどっちも好き♡

保育士のたまごだった私は、赤ちゃんや小さい子はもっと好き♡

それが私のスタンスになりました(笑)

 

ちなみに私の性は

生まれた時は女性

幼少期はショートヘアで刀や特撮物が好きな性表現は男性

TPOが少々出来るようになった頃 人前の性表現は女性

仲が良い友達の前ではバリバリの広島弁でどちらかと言えば男性より(笑)

恋愛対象は男性

ですが 苦手なタイプは男性の方が多かったです。

出産後からの性認識は 女性(母親) です!

 

きっと個性が違う様に 性も様々 多種多様ですね。

狭い固定概念を捨てて

みなさんの性はどんな性ですか(^^)?

 

そして 性認識が一緒でも、年齢によって 男性よりな時や女性よりな時があると思いますが

パパやママに拒まれるのが幼少期のお子さんには1番辛いことです。

我が子だもん♪ ぜひ そのままのお子さんを受け入れてあげてもらえたら

きっと お子さんは 幸せできちんと前が向けれるお子さんに育つと思いますよ(*^^*)

 

 
樽岡 かおり