こぐま社の創設者 佐藤英和さんの講演会へ
先週末 絵本のこぐま社の創設者の
佐藤英和さんの講演会がありましたので
行ってきました
こぐま社といったら
わたしのワンピース
こぐまちゃんシリーズ
11ぴきのネコシリーズ
などなど 私が小さい時からのお馴染みの絵本を
たくさん思い浮かびますが
その 創設者ということは…
そう 佐藤さんは 1928年生まれで
今年87歳なんです
わざわざ廿日市までお越し下さり
「絵本のなかに秘められた力」
というお話をして下さいました
主に 作者の方々の思いや
制作秘話などのお話をして下さいましたが
本当に絵本が好きで 好きで
たまらない
子ども心をずっと持ち続けている
笑顔の素敵なおじいちゃん
という印象でした
穏やかな語り口調で
たくさん 絵本の楽しさを語って下さいました。
【わたしのワンピース】
あるところに うさぎがいました。
うさぎは 野原にでかけました。
という始まり方が定番だった時代に
わたしのワンピースは
まっしろな きれ
ふわふわって
そらから おちてきた
ですよ!?
さらに 絵本に 歌が出てくるんです
当時の新鮮な思いを伝えて下さり
お気に入りのワンピースが出来て
なんて嬉しくて 楽しいんだろう
と 嬉しそうに話して下さいました。
【あおくんときいろちゃん】
レオ・レオニーさんの絵本
いろのかたまりで顔も体もない
あおくんと きいろちゃんですが
人じゃない!?これが絵本!?と
驚かれたそうです。
彼のオリジナリティーはマネ出来ない!!と
この絵本は
ニューヨーク郊外で
グズる孫2人を連れていた時に
持っていた雑誌をちぎって出来た話なんだそうです
彼のテーマは
『自分は自分であること』なんですよ。
と話して下さいました。
【11ぴきのねこシリーズ】
6作 作るのに29年かかったそうです。
2作目にあたる思いだったり
最終話に隠された最後の1行の思いだったり
なかなかない 作り手の思いを聞けれる
貴重な時間でした
子どもって 理屈ではない
見えないものが見えたり感じたり
インスピレーションを持っていて
そんな第6感を
大人はどこかに置いて来てるんです。
絵本って その第6感を取り戻せる
ふれることができるんですよ。
最後に 佐藤さんは
絵本って本当におもしろいんです
と笑顔で 伝えて下さいました
子どもってその大切なワクワクおもしろいことに
ふれた時に
『もう1回 読んで!』
と伝えてくれんですね
今度 お友達と子ども達と
廿日市さくらぴあの美術ギャラリーで行われている
こぐま社 原画展へ行くのも
また楽しみになってきました
絵本って楽しいものだな~と
改めて感じる1日でした